ボストンテリアはブルドッグのような顔をしています。体はテリアのように上品で、小さな体をしています。利口で小さいので、パグやブルドッグのような顔が好きな人には、ボストン・テリアがおすすめです。まんがの「のらくろ」のモデルにもなりました。
ボストンテリアは、アメリカで作られた犬で、アメリカで誕生した犬としては3番目に古い犬種です。1870年代にボストン市周辺でブルドッグとホワイト・イングリッシュ・テリアの交配によって誕生しました。
ボストンテリアの誕生はものすごいスピードだったため、犬種としての存続に疑問を持ち、AKCに承認されるまでに時間がかかったと言われています。ボストンテリアの誕生から承認まで20年もかからなかったのです。
はじめは体が大きく、闘犬種として作られたのですが、愛玩犬として小型化と性格改善が繰り返されて現在の形となりました。タキシードを着たような黒地に白の模様から、「小さなアメリカ紳士」と呼ばれています。小型の犬は愛玩犬、大型の犬は番犬として人気があります。
グループ:ノン・スポーティング・グループ(伴侶犬)
誕生国:アメリカ
外見的特徴:頭は平らで幅広いく、ブルドッグのようなしわがありません。大きな目は少し出ていて、離れてついています。耳は断耳されるか、そのままでも真っすぐに立っています。毛は滑らかでつやがあります。
体高:オス、メスともに28cm~38cm
体重:7kg以下、7kg~9kg、9~11kgの3タイプ
性格:人懐っこく賢いので、しつけがしやすいです。ブルドッグより明るい性格です。飼い主の気持ちに敏感で、繊細な面もあります。知らない人にはあまりなつきません。
育て方:室内で飼うのが適しています。毛が短いのでグルーミングは簡単です。換毛期にブラッシングと耳掃除を行います。布でマッサージをしながら拭くことで、毛のつやを維持できます。運動が好きなので、散歩や室内遊びを充分に行います。ボール遊びが特に喜びます。暑い日は避けましょう。目が傷つきやすいので注意します。鼻面が短いため、激しい運動をしたり、気温の変化で呼吸障害を起こすことがあります。心臓や皮膚の腫瘍が見られることがあるので注意します。スマートさを維持するため、栄養管理には気をつけましょう。胃が弱い子には脂肪分の少ない餌を与えます。
かかりやすい病気:白内障、皮膚疾患、膝蓋骨脱臼、鼻腔狭窄、口蓋烈、二重睫
しておく検査:特になし
寿命:10歳~14歳
スタンダードとは、ボストンテリアの研究と向上、発展のために定められた基準のようなものです。
全体的な容貌:なめらかな被毛、短い顔、引き締まった体をして、整った耳、短いしっぽ、黒地に白斑を持ち(ボストンカラー)よく均整の取れた小型犬です。
性格:友好的で快活です。高い知性があり、比類ない家庭犬です。
頭部:頭蓋はやや角張って頭頂は平たく、しわがありません。額の段は明確です。口吻の先まで幅と厚さがあり、程よく形成されています。鼻は幅広く黒いです。鼻孔の中間にはっきりした線があります。顎は幅広く、角張って短く、程よい深さの唇は垂れ下がることなく、口を閉じたとき歯を完全に覆い隠します。耳は頭部の形に沿うように断耳され、真っすぐ立てて、頭蓋の角近くに位置します。目は大きく丸く、色は暗色で、両目の位置は広く離れ、頭蓋が四角に見えるところにあり、前望して、目の外角は、頬と同一線上にあります。歯は白く堅く、アンダーショットを原則として、切端咬合も許されます。
※アンダーショット:下の歯が上の歯より前に出ていることを言います。不正咬合とも言います。
頸:適度に長く、わずかにアーチし優雅に保持します。
体:亀甲部は高く筋肉よく発達し、背は真っすぐで短く、尻はわずかにアーチします。頬はよく傾斜し、胸は適度の幅と深さを持ち、肋骨はよく張り、腹もよく引き締まっています。
しっぽ:付け根は低く、長さは短く、先細りになり、真っすぐかスクリュー型で、背線より高くあげません。
四肢:前肢は真っすぐで、中手は短く、頑健です。指は小さく隆起していて、引き締まっています。肉球は厚く弾力的で、爪は堅く。黒いほど良いです。後肢の大腿部は丈夫で、筋肉に富み、膝は適度に屈曲し、中足は短いです。かかと、肉球、爪は前肢とほぼ同じです。
毛:毛質はなめらかで短く、光沢があります。毛色は虎毛に白斑があるものが理想ですが、黒地に白斑(ボストンカラー)でも良いです。白斑は平均して口吻、額の中央、顎のまわり、前胸、前肢の全部、または一部、及び後肢の足根以下にあります。
歩様:軽快で活動的な歩様です。
望ましいマーキング:ホワイトのマズル・バンド、目の間と頭部を越える均一なホワイトのブレーズ(毛が2色に分かれることです)、ホワイトカラー、ホワイトの前胸、前肢の一部または全体、後肢の中足から下の部分のホワイト。マーキングを持たないからといってペナルティにはなりません。
サイズ:軽量級6.8kg以下、中級6.8kg以上9kg以下、重量級9kg以上11kg以下
ボストンテリアの歴史はまだ浅く、100年程度しかありません。繁殖させることを考えるのであれば、色彩、マーキング、顔つきで選びます。しかし、ボストンテリアの頭数自体が少ないため、特定のマーキングだけを選ぶのは難しいのが現状です。
ボストンテリアはブルドッグのような顔をしていますが、テリアの気質を受け継いでいるので明るく、ブルドッグの気質で我慢強さもあります。スポーツが好きなので、体を動かすことが好きな人に向いています。また、じっとしているのが苦手で、留守番が苦手なので、大勢家族のいる家や、誰かが常にいる家が向いています。コミュニケーションが好きで、声の調子だけでしつけができます。出かけるときも車に乗せて、いつでも一緒に行動できる犬です。