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ミニチュア・シュナウザー

ミニチュア・シュナウザーは「ユンカース・カム・ヒア」というTMネットワークがTMNになる時の木根尚登さんの作品にも出てきます。瞳という女の子と人間の言葉が話せるミニチュア・シュナウザーのファンタジーです。この作品のように、ミニチュア・シュナウザーは、賢く、優しく、テリア種で最も人気があります。

ミニチュア・シュナウザーの基礎知識

ミニチュア・シュナウザーの歴史

ミニチュア・シュナウザーは、ドイツのスタンダード・シュナウザーと、アッフェン・ピンシャー、ミニチュア・ピンシャーとの交配によって誕生した犬種です。

シュナウツとはドイツ語で口ひげを意味します。ドイツではツベルグシュナウツァーと言います。シュナウザー種の中では最も小さく、歴史の浅い犬種です。

ミニチュア・シュナウザーは農場のねずみを捕る犬でした。ミニチュア・シュナウザーの髭や眉毛は、ねずみの反撃から守るためのものです。多くのテリアはイギリス出身で、穴に潜って獲物を攻撃するように育てられてきましたが、ミニチュア・シュナウザーはドイツで農場犬として明朗な気質に育てられています。

ミニチュア・シュナウザーの分類は国によって分かれています。日本でも長いことテリアグループでしたが、現在はワーキンググループに移行しています。知性のあるペットとして世界中で人気があり、日本でも注目されている犬種です。

ミニチュア・シュナウザーの特徴

誕生国:ドイツ

種類:トイグループ、テリアグループ、ユーティリティグループ、ワーキンググループ

外見的特徴:頑健で機敏、筋肉がよく発達しています。幼少時は成犬より濃い色をしています。耳を切って立て耳にする場合や、しっぽを切る場合があります。

体高:オス、メスともに30cm〜35cm

体重:オス、メスともに4.5kg〜8kg

性格:慎重、忠誠心に厚く、勇気があり、注意深いです。

育て方:動く物に対して飼い主に吠えて知らせてくれます。近所迷惑にならないように、小さいうちから教えておくと良いでしょう。人間が好きで、さみしがりやなので、室内飼いが向いています。太りやすいので健康管理に注意が必要です。運動量は多めです。走ったり遊ぶことが好きです。毛は針金状になっていて、もつれやすいため、こまめに金属ブラシでブラッシングします。トリミングは2〜3ヶ月に1度行います。食事は1歳までは、歯槽膿漏防止のために、1日1食はドライフードを与えます。

かかりやすい病気:尿石症、進行性網膜萎縮症、停留睾丸、フォンウィルブランド病、肺動脈(弁)狭窄症、レッグ・カルベ・ペルテス病、白内障

受けておく検査:眼科検査、心機能検査

寿命:12歳〜14歳

ミニチュア・シュナウザーのスタンダード

スタンダードとは、ミニチュア・シュナウザーの研究と向上、発展のために定められた基準のようなものです。重要としているのは、体高が体長とほぼ、等しく、四角い体型をしていることです。頭部の長さがトップラインの長さに等しいのが望ましいとされています。

全体的な容貌:頑健なテリアタイプ。外見は機敏さを表し、筋肉がよく発達しています。慎重さ、訓練のしやすさ、絶対的な忠誠心、注意深さ、勇気、天候と病気に対する耐久力があり、最良の番犬、家庭犬です。

頭部:頭部は長く、鼻先にかけて次第に狭くなっています。頭頂は平らで、額にしわがあってはなりません。頭部の長さは亀甲からしっぽの付け根までの長さの約1/2です。目は中くらいの大きさで黒く、楕円形で鋭い表情をしています。鼻は丸く、黒いです。鼻梁と額の面は平らです。断耳した耳は高い位置につき、内側に直角です。唇はぴったりと閉じ、黒い色をしています。口吻はくさび型をしています。顎の筋肉はよく発達していますが、咬筋が広がるほどではありません。歯は非常に強く、鋏のようなかみ合わせをしています。

:力強くつき、筋肉質で、見事なアーチを描き、のどにはしわがありません。

胴体:トップラインは亀甲から後部へ向かって僅かに傾斜し、背は丈夫で短いです。胸は肘まで深く、肋骨は前方に迫り出しています。肋骨は平たく、よく張っています。肘は体に密着し、腰は短く太く、腹部は程よく締まっていて、巻き上がっていません。

しっぽ:高い位置に付け根があり、第3椎骨を残して直立しています。しっぽは切っていなくても構いません。

四肢:上腕の筋肉は強く平らです。前肢と充分な角度があります。前肢はどこから見ても真っすぐです。飛節は充分な角度があり、足根は真っすぐです。足先は引き締まってアーチ状です。爪は硬く、黒く、肉球も黒いです。

歩様:俊敏で柔軟、グランド・カバリングに富んでいます。

:粗く硬い上毛と、密着した下毛があります。上毛は体から浮き上がっていて、短くはありませんが、下毛に支えあげられています。この毛でひげと眉毛が作られています。前額と耳の毛は他の部分より短くなっています。色はブラック、ソルト&ペッパー、ブラック&シルバー、ホワイトがあります。

ミニチュア・シュナウザーを飼うにあたって

ミニチュア・シュナウザーらしさとは

ドッグ・ショーの犬たちは、スプレーで毛を逆立てたり白い部分に粉をつけて際立たせようとしています。しかし、審査員たちが求めているのは、見せかけではなく、本当の顔、体、表情です。良い犬は飾り立てなくても、動き、表情、態度に美しさがあり、存在感があります。これが、本当のミニチュア・シュナウザーの原点です。

現在はワーキング・ドッグとしての頑丈さより、トイ・ドッグとして小型でエレガントな犬が好まれています。そうした好みの変化もあることから、スタンダードの見直しも必要であり、スタンダードの条件を全て満たすことは難しいと言えます。

テリアらしさを求めるのか、小型の美しい犬を求めるかは好みが分かれますが、健康な犬を選ぶことが大切です。

最適な飼育環境

ミニチュア・シュナウザーは寂しがりで常に誰かといたいため、大勢がいる家庭や、多頭飼いをされる家庭、高齢者のいる家庭に向いています。穏やかで優しい子は、子供と遊ぶこともできます。家を空けがちな家庭には向きません。教えられたことはきちんと守るので、初心者でも飼いやすいでしょう。しつけをしっかりしてくれる人となら、きっと良い信頼関係が築けますよ。