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ゴールデンレトリバー

ホームセンターで働いていた頃、よく来る大きなわんこがいました。仕事が終わる時間に自転車置き場につながれているので、よく構っていました。お散歩の途中、横断歩道などですぐに横になって倒れているので、目立ちました。

そのホームセンターを辞めて違う会社に入ったとき、上司の家に行きました。そうしたら、そこに、あの大きなわんこがいました。ホームセンターのすぐ近くでした。「初対面じゃなかったね〜」と言うと、ケンというわんこはぺろぺろと顔を舐めてくれました。大きいけど、穏やかなので、ちっとも怖くありませんでした。

ゴールデンレトリバーの基礎知識

ゴールデンレトリバーとは

ゴールデンレトリバーの「レトリバー」はレトリーブ=回収を意味しています。19世紀初め、レトリバー種は鳥猟のとき、撃ち落した鳥を回収して持ってくる役目をしていました。そのため、口にくわえて持ってくるという運動が得意です。

猟性能の向上のために、セッターやウォータースパニエルの混血がたくさん作り出されました。そのため、ゴールデンレトリバーは淡色のレトリバー種とセッター、スパニエル種の混血という説が有力です。盲導犬や麻 薬捜査犬として力を発揮しています。

ゴールデンレトリバーの仲間には、「盲導犬クイール」で有名なラブラドール・レトリバーの他、カーリーコーティッド・レトリバー、フラットコーディッド・レトリバーなどがいます。

グループ:スポーティンググループ

誕生国:イギリス(スコットランド)

外見的特徴:回収する役目から、顎と歯並びを重要視されています。イギリスタイプのゴールデンレトリバーは骨量豊かでずんぐりしているのに対し、アメリカタイプのゴールデンレトリバーは、均整的でやや細身です。

体高:オス56cm~61cm、メス51cm~56cm

体重:オス29.5kg~34kg、メス27.2kg~31.8kg

性格:忠誠心に溢れ、家族の一員として暮らすのが向いている犬です。体を動かすことが好きで、賢さも備えているので、競技では優秀な成績を残します。アメリカタイプのゴールデンレトリバーは陽気で、イギリスタイプのゴールデンレトリバーはおとなしいという違いがあります。

育て方:人間との触れ合いが好きな犬です。寂しいのは苦手です。ゲームなどをして、運動をさせると、精神的にも肉体的にも健康を保てます。お散歩は1日2回、40分くらいが目安です。1週間に2回程度ブラッシングをします。太りやすく、アレルギーに弱いです。食事は1日2回、総合栄養食が一般的です。(犬はもともと肉食なので生肉が良いと獣医さんがおっしゃっていました。)夏の熱射病に注意しましょう。子犬は1歳で成犬と同じくらいの大きさになり、3歳頃には人間の言葉を大体覚えることができます。

かかりやすい病気:股関節形成不全、眼瞼内反症、アレルギー、肥大性心筋症、胃捻転、てんかん

必要な検査:股関節検査、肘関節検査

寿命:10歳〜13歳

盲導犬について

現在、盲導犬には、ジャーマン・シェパード、ラブラドール・レトリバー、ゴールデンレトリバー、ラブラドールとゴールデンのミックスが活躍しています。最近はシェパードの精悍な顔つきよりも、レトリバー種の温和な顔つきが受け入れられやすく、人気です。2003年10月以降、身体障害者補助犬法が制定され、デパートなどで補助犬が入れるようになりました。2005年現在は958頭の盲導犬が活躍しています。

ゴールデンレトリバーのスタンダード

スタンダードとは、ゴールデンレトリバーの研究と向上、発展のために定められた基準のようなものです。

全体的な容貌:均整がとれて力強く、活動的で頑健。真っすぐで水平な背線とバランスの良いボディを持っている水中鳥猟犬。

性格:感覚が鋭く、温和で、特に水中作業の適正を持っています。

頭部:頭部は広く平らで、適度な額を持ち、鼻口部は広く深く、頭部の長さとほぼ等しいです。垂唇は適度で黒か暗褐色、歯はシザーズ・バイト、目は中位の大きさで、色は濃褐色、目ぶちは黒く、理知的で柔和な表情をしています。耳は中位で付け根はやや後方に位置し、形良く垂れ下がっています。

:中位の長さと太さで、筋肉がよく発達しています。

:背は水平で力強いです。胸は深く肘まで達し、胸幅が広いです。肋骨はよく張っていて、樽状でないのが望ましいです。おなかは充分に引き締まっています。

しっぽ:しっぽはおしりから自然な線で保持され、長さは飛節にまで達します。行動時はやや上向きのカーブを描きますが、背上に巻き上げてはいけません。

前あし:前あしは真っすぐで、骨は太く、中手は短く僅かに前傾しています。指はよくにぎり、肉球は厚いです。後ろに飾り毛があります。

後ろあし:後ろあしの膝は充分に角度があり、飛節は低いです。肉球は前あしとほぼ同じです。

:平滑毛か波状毛で、水を弾く特性があります。硬くもなく、柔らかくもない。前胸、下胸、腿の後ろ側、しっぽの下部には、より豊かな羽毛があり、他の部位より淡い色が多いです。色は艶のあるゴールデンで種々の影があります。胸端のわずかな白斑は許されます。

歩き方:円滑、闊達で力強く充分な歩き方です。

体高:オスは56cm~61cm、メスは51cm~56cm

※シザーズ・バイト・・・鋏状咬合。口を閉じたときに上あごの切歯が下あごの切歯の前に接触し、鋏のように咬み合う状態のことをいいます。

ゴールデンレトリバーを飼う場合

最適な環境

ゴールデンレトリバーは寂しがりなため、たくさんの家族がいる家が向いています。小さな子にも上手く判断してつきあってくれます。河原などに出かけるのが好きな人、しっかりしつけができる人にも向いています。また、子犬の時は小さくても、すぐに大きくなることを頭に入れましょう。

本当のパートナーに

何となく、小型犬は可愛い可愛いという感じで、ショーなどでも見た目の可愛さが一番、という印象があります。レトリバーは、教えられたことはきちんと守るし、賢いので、人間と近い存在のような気がします。それだけにしっかり育てられる人で、愛情を注げる人となら、うまく生活できると思います。